2018-01-25

日記20180125

日光の殆ど入らない、陰気な部屋に居る。ビルの一室のようだが、何の部屋なのかは判然としない。人が疎らに立っている。
アフロヘアーの黒人中年男性が別の男性に散髪を依頼している。ということは此処は理髪店なのか。

その黒人男性が私を呼ぶ。
散髪したいのだが、どんな髪型にすればいいか分からないので、向こうに居る妻に聞いてきてほしい、といったようなことを英語で頼まれる。
きっと彼はシャイなのだろうと思い、パシリを受ける理不尽さを我慢した。

部屋の端に居た、彼の奥さんと思われる白人女性に声をかける。出鱈目な英語で伝言を伝える。
すると突然、部屋の壁に巨大なスライドが映し出される。

スライドには、その黒人男性と思しき人物の、出生時から現在に至るまでの一連の写真が数秒おきに次々映し出される。
スライドが切り替わる毎に、写真の男性は徐々に年を重ねていく訳だが、どういうことか年を重ねる毎にアフロヘアーが尋常じゃないサイズにまで膨大していき、最終的には3メートル程の新型の気球のような形相を呈していた。

きっとパラレルワールドで、髪を一切切らずに生きる黒人男性自身の映像なのであろう。
スライドを見た彼はどこか納得したような表情を浮かべていた。