2018-07-05

日記20180705

ディスクユニオンでアルバイトをしている。

30分程度の休憩の時間が来た。
店長の山崎さんに「休憩いただきます」と言うと、「はいいってらっしゃ~い」と元気に返される。いつも通り威勢が良い素敵な店長である。

持参した漫画をバックルームで読む。コミカルな子ども向けテニス漫画である。
ちょうどコロコロコミックあたりで連載されてそうな絵柄と雰囲気で、ギャグ要素を交えながら、主人公がライバルにテニスで次々勝利していく、といったような内容である。童心に帰って、懐かしい気持ちで読み進めていく。

ところが、半分ほど読んだところで突然、対戦相手にラケットで殴打されて主人公の顔がぐちゃぐちゃになる、という、漫画の内容根幹を揺るがす大事件が発生してしまった。

それから先は絵柄が急に劇画タッチになり、ギャグ要素も払拭され、その対戦相手に陰湿な復讐を企てる、という、土台子ども向けとは思えない暗澹たる内容となってしまった。私の束の間の童心も終了してしまった。

また、残りのページ左半分が全てカラーになっており、同じ構図の主人公の絵が続いている。なるほどこれはパラパラ漫画のような仕組みで、はじめは普通の顔をしていた主人公が、ページをめくる毎に徐々に顔がぐちゃぐちゃになっていき、最終的に完全にぐちゃぐちゃになるまでの過程が、やたらリアルに描かれていた。
最終的に何らかの復讐が成功して物語が閉じられた。

変な漫画だなあ、と思いつつ、山崎さんに「休憩戻ります」と伝えると、山崎さんの顔がぐちゃぐちゃになっていた。